時は西暦２００９年、第４次ダンゲロスハルマゲドンが転校生による大量虐殺によって幕を下ろした時、希望崎学園設立以来積もり続けた死せる魔人の怨念、木陰サツキの小竹×歩渡のＢＬ妄想、そして歩峰糸子の暴発した能力が相互干渉し、希望崎学園と薄皮一枚隔てた位相に魔の暗黒世界を生み出した。
その名は私立聖薔薇学園（通称:聖薔薇学園→聖ＢａＬａ学園→聖ＢＬ学園）。
女性という概念は存在するのに何故か男同士が愛する世界。そう、愛さえあればLove is OK. 愛こそ全て。
プレイヤーは聖薔薇学園の生徒として遊び、学び、恋をして一年を過ごします。
その過程の中でより多くの恋人を作ったプレイヤーがゲーム勝者となります。
一年は５ターンで構成され、それぞれに春夏秋冬の季節と最終ターンにホワイトデー割り当てられます。
プレイヤーは清い恋愛やドロドロした略奪愛、部活や異世界での魔王業などあらゆることを自由に行うことができます。
キャラクターの情報は名前、属性、経験、各種ステータス、特殊能力で構成されます。
各要素については以下のようになっています。
キャラクターの名前を示します。
既存作品のキャラクターを使ってもいいですし、オリジナルのキャラクターを作り出してもいいです。
既存作品のキャラクターの場合は必ず元ネタがわかるようにしてください。
そのキャラクターが受けか攻めどちらであるかを示します。
告白時にその対象が同属性の場合は告白成功率が-80%されます。このステータスは非表示です。
男色経験の有無を選びます。あなた自身の経験に合わせる必要は全くありません。
未経験者は告白を受けた時、相手の告白成功率を20%下げることができます。
経験者は告白成功率を20%上昇させることができます。
未経験者はアクションフェイズ中に他のプレイヤーと肉体関係を持つことにより新しい世界の扉を開くことができます。
ただし、他のプレイヤーからのアクションにより経験をしてしまった場合は属性が永続的に相手のプレイヤーと逆の属性に変化します。
また、未経験者が肉体関係を迫るには対象のキャラクターが性的行為を仕掛ける未経験者に対して得ている好感度が４以上でないとできません。
つまり、相手に対する好感が高まりすぎて性欲を抑えつけられなくなる状況でないとつかえません。
また、未経験者が経験者に対して性行為を仕掛ける場合はよほどうまくやらない限り逆に犯されてしまいます。このステータスは非表示です。
体力・知力・金力・フリースキルは１〜５ポイントの間で変動するステータスです。
ただし、精神は１〜３ポイント、フリースキルは１〜６ポイントで変動します。
キャラメイキングでは計15ポイントを各々のステータスに振り分けて下さい（余っても構いません）。ただし、各々１ポイントは最低でも振り分けねばなりません。
体力・知力・金力・フリースキルのステータスはプレイヤーが何らかのアクションを起こす時に必要となる数値です。
例えば、体育祭で大活躍して意中の男の子の好感度を上げたいと思っても、あなたの体力が３ポイント程度であれば十分な活躍はできないかもしれません。
あなたの体力が１ポイントしかなければ、そもそも体育祭に参加できないでしょう。
ステータスポイントと可能な行動の目安は以下を参考にして下さい。（0ポイントは特殊能力を使われた時のみなりうる状態です）
精神は正常な判断力に関する数値です。
特殊能力の効果により、異常な誘いを受けた時や、血迷った行動を取りそうな時などに、精神の数値が高いと回避しやすくなります。
３ポイントあれば確実に回避できますが、２ポイントでは25％の可能性で血迷い、１ポイントでは50％、０ポイントでは100％血迷います。ただし、精神の値が関係するのは特殊能力のみであり、通常アクションや告白に影響は出ません..
特殊能力は、魔人であるあながた持ちうる、あなただけの特殊な能力です。能力名と、その効果を自由に設定して下さい。
ただし、特殊能力は必ず「発動してから」効果が現れます。ゲーム開始時から自動発動する能力は不可能です。
特殊能力はゲーム中で一度だけ使用することができます。
ただし、能力には発動率と成功率があり、劇的な効果をもたらす能力ほど発動率が下がります。
また、相手が血迷っていないと効果がなさそうな能力は「精神攻撃」と判定され、発動率が高くなる代わりに成功率が下がります。対象の精神の値が低いほど成功率は上がります。
能力は発動率チェックに成功した時点で「使用した」と認識されます。それ以降はもう使えません（成功率チェックで失敗した場合も「使用した」と認識されるので注意して下さい）。
能力の使用に関して、一回休みなどのデメリットはありません。発動率と成功率はゲームキーパーが勝手に設定します。
１ターンは「アクションフェイズ」と「告白フェイズ」で構成されます。それぞれ一回ずつ、掲示板に自分の行動を書き込みます。
まずは、「アクションフェイズ」からです。制限時間内にあなたのキャラのアクションを掲示板に書きこんで下さい。書き込まれた順番通りにゲームキーパーがキャラの行動を処理します。そのターンでのイベントに沿った行動を行い、意中の相手の好感度をゲットしましょう（例：「体育祭で大活躍」「試験前に勉強を教えてあげる」）。
アクションフェイズで行える行動は、「特殊能力」と「通常アクション」か「リバースアクション」の２つです。
「通常アクション」、「リバースアクション」記述が必須です。ゲームキーパーはこの順番で行動を処理します。
自分や恋人の持っている能力を使います。１ターンで一度に使える能力は３つまでです。
一度使った特殊能力は二度と使うことができませんが、ゲットした恋人の能力は、恋人が一人身の時に既に能力を使っていても、一度だけ使うことができます。
また、略奪した恋人も、以前の使用履歴に関わらず一度だけ使うことができます。
通常アクションは、季節ごとにあなたのキャラクターに取らせる行動です。キャラクターの『行動』と、その行動が影響を及ぼす『対象』を必ず明記して下さい。対象は１〜２名を選択できます。１名を選択した場合は、最大で３ポイントの好感度を得ることができます。２名選択した場合は、各人に得られる好感度は最大２ポイントとなります。
また、通常アクションの結果は好感度にだけ関わるものではありません。ステータス変動や、ステータス状態の変化も起こりえます。
例えば文化祭で、架神恭介が「体育館でバンド演奏を行い、豚の臓物とあわせて観客にカレーを投げつける。対象：A男、B男」というアクションを行った場合、A男がDMCのグルーピーであれば、きっと好感度が１〜２ポイント上がるでしょう。また、B男がイスラム教徒であれば、豚の臓物を投げられたことで非常に不快な気持ちになり、精神が１ポイント下がるはずです。場合によっては「架神への殺意」などがステータス状態に付与されるかもしれません。
ただし、どのような大規模なアクションを起こしても、対象に選ばれたキャラクター以外は影響を受けません。たとえ、学園で核ミサイルを爆発させても、被爆してダメージを受けるのは対象に選ばれたキャラクター二名までです。
なお、このようなアクションで上下できるステータスは各人１ポイントが上限で、相手のステータスを０にすることはできません。ステータスを０にしたい場合は、特殊能力を使うしかありません（ただし、精神は通常アクションでも０になります）。
※あまりに目に余る行動を取っていると、風紀委員が現れてあなたをボコボコにします（体力-1、知力-1/ただしキープステータスは下がらない）。注意して下さい。
通常アクションで可能なことと、特殊能力で実現すべきことの違いが分かり辛いと思いますが、特殊能力は「システムに関与できる力」「発動率・成功率という数字で結果の保証された行動」と考えて下さい。通常アクションでは、たとえば他プレイヤーを１回休みにしたりすることはできません。これらは特殊能力でのみ可能なことです。また、通常アクションに対する結果は、必ずゲームキーパーが判断するため、プレイヤーの思った通りの結果になるとは限りませんが、特殊能力は発動率・成功率をクリアーしたならば大抵の場合は思い通りの結果を導けます（ただし、特殊能力の記述の仕方にもよります）。
まず、前提としてキャラクターがいかなる属性であっても皆、リバース属性です（受け攻め両面大丈夫な）。 リバースアクションを行えば好きな同属性の相手を自分に対してのみ逆属性に反転させることのできます。リバースアクションは通常アクションの代わり行います。こちらはリバースアクションであることとキャラクターの『行動』、その行動が影響を及ぼす『対象』を必ず明記して下さい。 リバースアクションであると書いてなければ原則、通常アクションとして処理します。この行動をとったとき相手と同属性だった場合は、リバース成功判定（好感度×10%＋経験者補正最大20%＋シチュエーション補正最大40%＋ＳＳ・イラスト補正最大15%）に成功すれば相手の属性が自分に対してのみ反転します。 もし、異なる属性だった場合は頓珍漢な行動をとっていると思われ相手に対して獲ている好感度が３減少します。
告白は１ターンに１人に対してのみ可能で、恋人の多い者から優先して告白できます（同数の場合は先着順）。告白をするには、告白対象のプレイヤーの好感度を最低３ポイントゲットしておく必要があります。好感度は１キャラに対して６ポイントまで高めることができ、１ポイントごとに告白成功率が10％上がります。
告白成功率を上げるには他にも幾つかの方法があります。
告白に成功した場合は、告白対象は「恋人」となりゲームから脱落します（＝ゲームオーバー）。恋人を得たキャラクターは、今後、その恋人の特殊能力を一度だけ使うことができます。強い特殊能力を持ったキャラクターはみんなから口説かれまくるので注意しましょう。
人の恋人に告白することもできますが、その場合は成功率が50％下がります。また、処女や童貞に告白する場合は成功率が20％下がります。最終的な告白成功率は、ダイスを振る前にゲームキーパーが公開します。
告白に失敗した場合、そのキャラクターは精神力を２ポイント失います。また、『告白カウンター状態』となり（永続）、相手が告白条件を満たしてさえいれば（そのキャラクターの好感度３以上を獲得していれば）、無条件で告白を成功させられてしまいます（どんな酷い口説き文句でもなびいちゃうよ！）。告白の失敗は即ゲームオーバーに繋がるので注意してください。また、告白カウンター状態は一度、誰かの恋人になったならば解除されます。
今回のゲームでは、プレイヤーキャラの殺害は簡単にはできませんが、不可能というわけでもありません。
殺害するには条件が２つあり、１つは殺害する対象の精神が０であること、もう一つは特殊能力を使わなければ殺すことはできないということです。
また、殺人を犯したキャラクターは、それがバレるような状況であれば逮捕されます（＝ゲームオーバー）。
ですので、特殊能力で精神が０のキャラを操って、別の精神が０のキャラを殺すなどしないと、安全に殺害することは困難です。
また、体力０のキャラに「体力-1」の特殊能力を使っても殺すことはできません。「殺害」という結果を導く能力でなければなりません。
告白やアクション、特殊能力に合わせてSSやイラストを提出すると、ちょっと良い補正がかかるかもしれません。
数字で言えば+15％までの補正。あんまり長いSSは進行の妨げになるので途中で読まなくなる恐れアリ。短くてグッドなssやイラスト推奨。
聖ＢＬ学園を中心としたＢＬ空間は木陰サツキの妄想という小さな世界を無理やり広げて生み出てきたのでいまだ曖昧模糊とした歪な作りになっています。 世界の構築に足らなかった要素は現実世界（ダンゲロス世界）のＢＬに関する情報によって補われています。 ですが、情報はあくまで情報、実をも伴ったものではありません。なのでこの世界は新たな妄想を常に得ようとしています。 聖ＢＬ学園、そしてそれを取り巻く世界はプレイヤーであるあなた達の妄想によって構築され色彩を持った世界としていきづきます。 この世界のＢＬには巧稚の違いはあっても正統、異端の違いはありません。 あなたの思ったシチュエーション、あなたの感じた関係性こそがこの世界にとってもＢＬです。 アナタがアナタを経験することによってあなたなりのＢＬを示し、愛に満ち光に満ちた世界を作り上げてください。
今回、優勝したプレイヤーには、アイテム「美しき死の日のために」が贈られます。
このアイテムは、ダンゲロス本編で一度だけ使用可能なアイテムで、装備すると通常死および凄惨な死が美しい死（血は額と口の端からしか流れない）になり周囲1マスの味方キャラの精神減少が-1だけですむようになるものです。